社内報 わかくさ No.57
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●社長挨拶節目の年に思う事 今年も残りわずかとなりましたが、色々な事が出来たり、起きてから丁度節目の年にあたる事が多い年でありました。 その大きな一つが終戦70年であります。終戦当時の日本の昭和天皇や政治の上層部の考え、行動が映画にもなりました。本土決戦か降伏かをめぐって色々なかけひきや動きがあり、結果としてポツダム宣言受諾という大きな正しい決断がなされました。まさにそれがその後の日本の将来を決めたわけです。天皇陛下が決断した時の「日本人の戦後からの復興、発展を信じている」とのお言葉に感銘しました。つい最近、安保法制でもめましたが、国が少なくとも国民を苦しめる事のない日本になって欲しいものです。 当社も先代社長が急逝し、私が引き継いで丁度20年になります。阪神大震災や地下鉄サリン事件が起きた年でもあります。どんな20年であったか、社内報を読み返してみました。丁度社長になっての巻頭の挨拶の言葉に「まさに『大変な時代』の到来であると認識しています」とありました。まさに現実にその言葉の通りの20年であったと思います。  社長就任当時、バブルは既にはじけてはいましたが、その痛みが経済・社会を襲い、日本の企業は雇用・設備・債務の三つの過剰に苦しめられました。世の中の政治・経済・社会のめまぐるしい変化、そして次から次へと発生する様々な出来事は本当に驚きの連続であり、一体誰がそれらを予測出来たでしょうか。景気も悪循環の一途をたどり金融界のみならず、各産業でも系列を超えた、今までの常識では考えられない様な再編・統合・淘汰の波が押し寄せました。20年後の現在、都市銀行も三大メガバンクに集約されました。困難・苦労こそが飛躍のチャンス・原動力 鉄鋼業界もメーカー・商社とも大きく集約されました。2001年に当社は設立50周年を迎えましたが、丁度その年に米国で9月11日同時多発テロが発生し、新しい21世紀は混乱と不安の幕開けとなり、テロと報復の世紀となりました。国内は消費の低迷、デフレの加速、公共投資の削減、国際競争の激化が続きました。 しかしながら2004年には中国を始めとする新興国の急成長により、鋼材需要がタイト化し、三つの過剰の処理も進み、設備投資も活発になりました。 2008年には原油価格が150ドルまでになり、資源の奪い合いから鉄鉱石や石炭もかつてない程大幅な値上げとなり、価格改定にも取り組みました。ところが9月頃から、米国から端を発した世界金融危機いわゆるリーマンショックが発生し、世界同時不況に突入しました。「物事は極まれば必ず反転し、逆境を招く」の言葉通りです。それがやっと収まってきたところに2011年東日本大震災と原発事故が発生しました。それに加え、国内においては超円高・株安・電力不足の状況でした。当社も仕入れ・生産・販売に支障をきたしましたが、お取引先の皆様のお取引先の皆様から頂いた信用を大切にしっかりとそれに応える社 長古畑 勝茂1

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