社内報 わかくさ No.60
2/40

社長挨拶ピンチをチャンスに    変えるプラス思考社 長古畑 勝茂 今年も早いもので、この挨拶文を書いている時点で残すところ二か月弱となりました。 こうして今年も一年間、多くのお取引を頂いている皆様方、お付合いを頂いている皆様方に支えられて、会社も社員も商売を続けられますこと、本当に有難く、感謝の気持ちで一杯であります。今年の出来事 この一年を通して、特に印象深いのは自然の猛威と異常気象であります。酷暑、豪雨、地震、台風の災害で大きな被害に見舞われ、そして多くの方がお亡くなりになりました。それはどれも記録的なレベルであり、亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。地球温暖化の影響なのかもしれませんが、想定外をも想定して、少しでも被害を防ぐ事ができる様、普段からしっかり対策していくことが今後更に必要であると感じます。 反面、素晴らしい出来事も沢山ありました。韓国で行われた冬季オリンピックは各種目日本人選手が大健闘し、過去最多のメダル13個を手にしました。私達も勇気と元気をもらいました。 サッカーワールドカップでも日本は健闘し、大いに日本が一体となって応援しました。また、全米オープンテニスでは初めて日本人の大坂なおみ選手が優勝という快挙をなしとげました。ノーベル医学生理学賞でも日本人の本庶佑教授が受賞されました。どれも明るいニュースです。 来年はいよいよ天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位に伴いまして、現元号「平成」から新しい元号に変ります。平成での一年間も今年一杯となります。来年はどんな元号になるのか今から楽しみであります。平成の三十年間を振り返って  平成での三十年間を振り返ってみますと、私個人としても平成七年に社長に就任し、世の中も本当に激動の三十年間であったと感じています。 バブルがはじけて、その後遺症がまさに経済・社会を襲い、日本の企業は雇用・設備・債務の三重苦に苦しめられました。政治、経済、社会のめまぐるしい変化、そして次から次へと発生する様々な出来事は本当に驚きの連続であり、一体誰がそれらを予測できたでしょうか。 景気も悪循環の一途をたどり、金融界のみならず私達の業界を含めて各産業の分野でも、系列を越えた今までの常識では考えられない様な再編、統合、淘汰の波が押し寄せました。まさにそれが日本の失われた十年と言われています。 そして今から丁度十年前にリーマンショックが発生し、今度は世界中が危機におちいり、日本も巻き込まれました。1

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る