社内報 わかくさ No.60
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A Message From President やっと落ちついて来た頃に、今度は東日本大震災が発生しました。その時、当社は仕入れ、製造、販売の各分野で支障をきたしましたが、社員と一緒に何とか力を合せて困難を乗り越えてまいりました。 私も社員も色々な出来事を経験しましたが、環境に順応対応しながら、お取引先の皆様方に支えられ、現在にいたる事ができました。本当に感謝の一言です。やはり困難や苦労があると、つい避けて通りがちですが、その困難や苦労こそが飛躍のチャンス・原動力と前向きに考え、今後も社員と一緒になって努力し続けてまいりたいと決意しております。「プラスの言葉の効力」 先日、スポーツジャーナリストの瀬戸口さんの書かれた「プラスの言葉の効力」と言う文章を目にして成程と思いましたので紹介します。 「アメリカ人は80%がポジティブ(プラス思考)と言われています。日本人は70%がネガティブ(マイナス思考)と言われています。この違いは『できる』『できない』という言葉に大きく表れます。アメリカ人はできそうでないことも『できる』と思い込み、信じて取り組むことが多く、その結果、できてしまうことも増えます。 オリンピックで金メダルの獲得がダントツに多いのも選手全員が『できる』としか考えないからでしょう。それに対し日本人は『できないかも』と否定から入る人が多い。その結果あと少しでできそうなことも諦めてしまったりして、できないことも増やしてしまっています。 『吐く』と言う字を見てください。右側のつくりをプラス(+)とマイナス(-)と考えて、マイナスを取ります。すると『叶う』になります。そうです。口からマイナスを言わない様にして、プラスの言葉を言っていると夢は叶うのです。 マイナス思考の人が多い日本人は、プラスの言葉を言えと言ってもなかなか言えません。『できない』と思っているものを『できる』『できる』と言い聞かせても無理があります。その際はマイナスの言葉を言わないようにするだけでいいのです。実は言ってはいけないマイナスの言葉が五つあります。この五つを言わないだけでもプラス思考に近づき人生が変わります。 それは『でも』『だって』『わからない』『難しい』『できない』です。『でも』『だって』は、自分がやらない理由、行動しない理由につながる言葉です。『わからない』『難しい』は、思考を止める言葉です。そして『できない』はご存知『できない理由』を探します。この五つの言葉を使った瞬間にネガティブ思考になるのは間違いないのです」と説明しています。何事にもどう思考するかが大切でそれによって取り組んだ結果が違ってくると思います。チャンスを活かす◇思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから◇言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから◇行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから ◇習慣に気をつけなさい それはいつか人格になるから◇人格に気をつけなさい それはいつか運命になるからとの言葉もあります。この変化の激しい世の中で、ピンチに直面したらそれをチャンスに変えようといつも思考し、心掛けていきたいと思っています。 社員から聞いた話ですが、あるお寺の境内に次の言葉が書いてあったそうです。 「『健康は最上の利益、満足は最上の財産、信頼は最上の縁者』心の安らぎこそが最上の幸せなり」 つい、いろいろな出来事に「一喜一憂」しがちですが、心おだやかに冷静に判断し対応していきたいと思っています。 話は変りますが、政治でも企業でも混迷して衰退を招くのは、①良い事だとわかっていても実行しない②好機が来ても決断をためらう③悪い事だと知りながら改めようとはしないが原因と言われています。これからも改善すべき事、やらなければいけない事は素早く果敢に判断し実行に移し、そしてチャンスをしっかり活かす行動をしていきたいと考えています。 この紙面を通じて社員同士のコミュニケーションを図り、皆様方に少しでもこの一年間の当社の様子を知って頂ければ幸いです。発刊にあたりまして今回も編集委員の皆さんご苦労様でした。 皆様方のご健勝をお祈りいたしましてご挨拶とします。2

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